■7月の御教え | ||||
誠ほど世に有り難きものはなし 誠一つで四海兄弟 (御文一四一号) |
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《解説》 天照大御神のご分心をいただく「人( 「誠」という、教えの根本さえ取り外さなければ、「四海」すなわち「いずこも(世界中)」が、「兄弟(兄弟姉妹・同胞・仲間・はらから)」との今月の御教えは、“誠の普遍性”が最も端的に示された御神詠です。 そこで、「誠」をしっかり身に修めるべく、立教二百年を前に教主様が私たちに改めてご教示下さったのが、「よりよく生きるための“五つの誠”」です。 この“五つの誠”を学ぶ際、大きく三つの方向性に分類して理解することができます。まず、「祈りの誠」と「孝養の誠」は、天照大御神、ご一体の教祖宗忠神、そして先祖の御霊(霊神)という“親”と、“子”である私たちとの間を貫く信仰の縦軸(垂直軸)です。次に、今月の御教えに代表される“子”同士、すなわち兄弟姉妹に結ばれる信頼の横軸(水平軸)が「奉仕の誠」です。そして、これらの両軸が交差する自分自身の内面を深く見つめ直す“謝の心(謝意)”が「感謝の誠」と「反省の誠」です。 教祖様の御手振りと御教えを、この “五つの誠”の徳目を通して繰り返し学びつとめて、ともに“道のはらから”たるお道づれの本分をつとめてまいりましょう。
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