■9月の御教え | ||||
天照らす神のみ内に住みながら |
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《解説》 「教祖様の ただ、教祖様のお振る舞いを表面的に倣うことは気を付けなければならないと思います。悪意や間違いを真に受けることが私たちの為すべきことでは、もちろんありません。“神格尊重”とも言える「人の心に内在する本体たる神性」、すなわち「ご分心」の確信と尊重こそが、教祖様の御姿から学ぶべき大切な教えです。 本稿では、数回にわたって高く且つ深い教えの核心を学んできました。それは、「教えの五事」と尊ばれてきた「誠を取り外すな」、「天に任せよ」、「我を離れよ」、「陽気になれ」、「活物(いきもの)を捉まえよ」の要諦であり、「養無」、「生き通し」、「祓い」の一大事でした。いずれも「神と人とは別物ではない(神人不二)」という揺るぎない確信の上に打ち立てられた、「神と人との一体(神人一体)」を目指す道を歩むための教訓です。 強欲や恨み、利己主義に陥って自縄自縛する人々の多い現代の世の中で、「人は、ここまで誠に徹することができる」との深い感動を心にいただいて、教祖様に一歩でも近づくべく「人のために祈る」道の誠を尽くしてまいりましょう。 誠より外に頼りはなきものを誠を知らぬ人のあわれさ(伝御神詠) |