教会所報  
あずまのひもろぎ1月号

 
 相次ぐ大役を仰せつかって

黒住教東京大教会所所長 黒住宗道

首相官邸にて(左端が所長先生)

 本教機関誌「日新」を通してご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ここ数ヶ月、日本の宗教界を代表する大役をつとめさせていただく機会が続きました。

 四月末には、スイス・ジュネーブで開かれた「NPT(核不拡散条約)運用検討会議」という核兵器の拡散を防止するための国連関連会議に、唯一の被爆国の宗教者として出席し、発言を求められました。原爆の恐ろしさを知らない戦後世代が大半になっているのは世界共通の現実で、人類の悲劇を風化させないための取り組みが真摯に話し合われました。私自身が戦後世代ですから、考えさせられることの多い会議でした。

その被爆地広島で、五月末には「子どものための宗教者ネットワーク」第三回フォーラムが開かれ、私はパネリストとして出席を要請されました。「日新」誌上では詳しく紹介いたしませんでしたが、まるでジュネーブでの会議を受け継ぐために発言の機会が与えられたようで、御神慮を感じながらの出席になりました。次世代のために世界の宗教者が協力して行うべき様々なテーマが話し合われたこの会議で、私は「貧困問題」の分科会に臨みました。

実は、これがまた不思議なこと、いや有り難いことで、今回の一連の国際会議の中で最も重責であった「第四回アジア欧州会合(ASEM)異なる信仰間の対話会議」(於 オランダ・アムステルダム)への出席を引き受けた際、分科会のテーマとして選択していたのが「貧困削減」への提言でした。私にとって広島での発表準備がすなわちアムステルダムでの提言の予習であり、広島での出席者の発言が、アムステルダムで日本の宗教者を代表して紹介した事例の参考になりました。

ASEMは、一九九六年に開かれた首脳会議に始まる政府間協議ですが、三年前から宗教関係者が加わった「異なる信仰間の対話」が行われるようになりました。過去三回、日本からは外務省の担当官だけが出席していましたが、前回の会議で海外出席者から日本の宗教者の参加が要望として提出され、今回初めて日本から宗教者が派遣されるに及んで、私が政府代表として任命されたのです。まさに大役でしたが、六月三日〜五日の会議を無事つとめ終えることができました。(「日新」本年七・八月号をご覧下さい)

帰国後、落ち着く間もなく準備の最終段階に取り掛かったのが、過日開催された「G8北海道・洞爺湖サミット」に、宗教者としての意見を提言書にまとめて議長である福田首相に届けるために開催された「平和のために提言する世界宗教者会議」でした。前々回の「ロシア・サミット」に際して初めて提出された世界の宗教者による意見書は、プーチン大統領(当時)自らが受け取って話題になりました。それが前例となって、前回の「ドイツ・サミット」ではメルケル首相が直接提言書を受け取りました。今回、日本政府の理解を得て、会議自体は短いものでしたが、それまでメール等で綿密に加筆・修正がなされてきた提言書を最終的に仕上げる会議が札幌市内において、七月二日・三日に開かれました。

私は、「実行委員」兼「起草委員」兼「パネリスト」という一人三役をつとめて、首相に提言書を届ける代表団の一員として官邸にも訪ねさせていただきました。会議での発表が「大量破壊兵器」に関するもので、ジュネーブでの会議出席が役に立ったことも有り難いことでした。

 これほど続けて大役をいただくことは滅多にないことですが、本教が信頼と尊敬をいただく宗教教団なればこその有り難さだと確信します。教団内の日常の神務を疎かにすることなく、与えられた使命をお務めできればと思っています。


■トピックス

◎開運感謝祭・七夕まつり

七月二十日(日)月例の「開運感謝祭」に併せて「七夕まつり」が開催されました。

大元・宗忠神社からミニ七夕をお借りし、笹竹に皆様の願い事が書かれた「短冊」を飾り、願いが叶いますようにと、お祈りをつとめました。

祭典の後は楽しいビア・パーティー。本年は都合により「八木節」の披露は無く残念でしたが、カラオケで大盛り上がりの楽しく有り難いひとときとなりました。


■掲示板

◎暑中お祓い修行

十七日(日)午前十一時〜

恒例の夏のお祓い修行です。

お腹のそこから声を出して大祓詞(おおはらえのことば)を唱え、常の祓いをつとめて暑い夏を乗り切りましょう。

※昼食は婦人会で準備しております。

 

◎開運感謝祭

八月十七日(日)午後一時〜

八月の誕生祭と月霊祭も併せて執行いたします。誕生月の方、ご先祖様が祥月にあたられる方は、お参りして玉串をお捧げ下さい。



◎「ミャンマー・サイクロン、中国・四川大地震」
 「岩手・宮城内陸地震」

 被災者救援募金にご協力いただきありがとうございました!


 皆様からたくさんの“誠ごころ”をお寄せいただき、

 合計 115,486円七月末日に黒住教本部へ送金いたしました。
 ご協力ありがとうございました。 



◎お見舞いお取り次ぎ

ご病気等で教会所へお参りできずにお家にいらっしゃる方、また施設や病院に入院されている方に『おかげ』を受けていただきたく、「お見舞いお取り次ぎ」をつとめてまいりたいと思います。

皆様のご家族やお知り合いで入院等されている方をご紹介下さい。

03‐3795‐4142


◇神道山・養心塾(ようじんじゅく)“道のいろは”

 週末の三日間を利用して、お日の出の(さと)・神道山でのご日拝をはじめ、まさに“道のいろは”から学び体験する養心塾、秋のコース(第四期)が開講します。二泊三日を三回の計九日間の開催で、お祓い奉唱、道の理拝書、吉備楽体験、宗忠神社・教祖記念館参拝、御神湯・大元温泉入浴、大元鍋の調理実習など様々な内容が用意されています。

 どなたでも参加できますので、非日常のプチ修行をしてみませんか。

期日 九月 十二日(金)〜十四日(日)

    十月  十日(金)〜十二日(日)

   十一月二十八日(金)〜三十日(日)

参加費19,000円(全日程参加の場合)

※いずれも一日目(金)は午後六時集合、三日目(日)は午後三時終了、解散予定です。途中からの参加も可能です。

全日程は無理という方もお気軽に教会所までお申し出下さい。

 

<本部 夏の行事>

大元・宗忠神社
「七夕まつり」

 本場「仙台七夕まつり」から“お嫁入り”してきた、和紙で作られた豪華なくす玉・吹き流しの七夕飾りが参道を彩り、願い事の書かれた短冊がついた大きな竹が境内を埋め尽くすように立てられ、ジャズのすばらしい演奏で楽しませてくれます。

 ◇とき 八月六日(水)・七日(木)

       午後六時〜九時三十分

神道山
「まることヤング・キャンプ」

 一昨年より“ヤングのつどい”が小学校五・六年生から参加できる「まることヤング・キャンプ」になりました。

 神道山での活動を中心に自然の雄大さに触れ、友情を育み、思いやりの心と信仰心を養うことを目的とした集いです。

 神道山でのご日拝はもちろん、大山「森の国」での本格キャンプをします。

◇とき 八月十六日(土)〜十八日(月)

※詳細は教会所へお問い合わせください。