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深めよう、教祖様とのご神縁 黒住教東京大教会所所長
謹賀新年
平成の時代も二十年。当たり前のことですが、確実に世代交代は進んでいます。昭和三十年代が“古き良き時代”として感傷的に語られ、六十年代さえ懐古される時代です。かつて新たな家族形態とされた“核家族”が当然になり、その家族の中で成長した子供が親になって新たな家庭を築いています。
時代の変化を悲観的に受け止めるものではありませんが、宗教者として時代に即応したつとめが果たせているだろうかと反省させられます。今の子供たちの家に神棚や仏壇があるとは思えませんし、もしかすると子供たちのおじいちゃんやおばあちゃんの家にも、神様や仏様、またご先祖様が祀られていないのではないかと思うのです。
申し上げるまでもありませんが、「宗教心」は幼い頃からの習慣で育まれるものです。今、家庭で手を合わす習慣を指導できる宗教者であらねばと強く思っています。
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あらためて、明けましておめでとうございます。 この一年の皆様の御開運を心よりお祈り申し上げます。冒頭、宗教専門の老舗新聞である「中外日報」の要請で寄稿した年頭所感を掲載させていただきました。家庭で手を合わす習慣の“復活”を、宗教者が、そして心ある大人が、宗旨・宗派・教団を超えて今こそ本気で取り組まなければならないと思います。
言葉は“いきもの”です。“核家族”という言葉が使われなくなってきたのは、その必要がなくなったからです。すなわち、“家族”といえば“核家族”を意味する時代に変わったのです。その証拠に、わざわざ“三世代家族”という新たな言葉が定着しました。変化を嘆くのではなく、変えてはならない大切なことを、たとえ方法を変えてでも継承することが重要です。
かつて“ニュータウン”と呼ばれた新興住宅地は、そこを巣立って新たな家庭を築いた子供と孫たちの“ふるさと”になりました。自身の“ふるさと”といえば、上京した頃、まさに郷愁に駆られた“故郷”のことでしたが、今は久しく帰っていない過疎と高齢化が深刻な“古里”。そこに、今もそのままにしている先祖代々のお墓と霊舎(または仏壇)が気がかり・・・。
特定の方の事例を紹介したわけではありませんが、単なる私の妄想でもないと思います。大切なことは、おじいちゃん・おばあちゃんの家はお子さんとお孫さんにとって“ふるさと”であることです。とりわけお孫さんに、神様とご先祖様に手を合わすことの大切さを、身をもって教えてやれるおじいちゃん・おばあちゃんであっていただきたいと切望します。
いつの時代も、孫たちに敬神崇祖の大切を教えてきたのは年寄りでした。一緒に暮らしていないからといって、そのつとめを放棄して良いはずはありません。まずは御神前を清浄に設え、ご先祖様を正しく祀って、毎日家族のために祈っていることをお子さんとお孫さんに伝えて下さい。そして、神札(あるいは木札)で構いませんから家に掲げて「毎日手を合わすように・・・」と指導して下さい。 本教の新たな修行目標として「お導きいただいて二百年『深めよう、教祖様とのご神縁』」が掲げられました。今も、ご先祖様と皆様を守り導いて下さっている教祖宗忠神との絆を、いっそう深く結ばせていただく思いで、日々つとめて参りましょう。 ■トピックス
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